2012年3月29日木曜日

ホスピス

帰宅後、TVをつけたら、途中からしか見れなかったけれど、奇跡のホスピス という素敵なドラマがやっていました。

見ました。


今から、4年程前(もう4年になるのか)に、僕は一度、仕事を辞めて大学院に2年間行った時期があります。取りたい資格があったのだけれど、間違いなくこの2年間を自分に与える選択肢を選んだことは、自分の人生に大きな影響を与えたんです。

多分きっと音楽もしていなかったことでしょう。


話は戻って。


ホスピス

というテーマには、とても大きな思い入れがあって、僕も教育現場に少なからず身を置いている身として、大学院でも学んだ様々なテーマの中でもこのホスピスは、強烈な印象を持っている。


詳しいことは、その授業の性質上、ここには書けないのですが。



1年間



大学から少し離れた京都は北山にあるバプテスト病院という病院で行われた授業というか、演習というか、研修というかその内容は


とても濃く、やはり一番印象に残っている授業でした。



人の心の奥の奥の奥にある


だーれも知らない その闇




を前にしたとき  結局は何もできない ということ


でも、何もできない無力さがあっても

その無力なままで 


ただそこに 身を置くということ


闇の深さを 想像したとき感じた あの無力感を

それでも そのままで 身を置く 


「存在する」ということの重み 「力」をきっとほんの少しですが


葛藤して苦しんで 


学んだ1年間だったように思います。


人前で、何かを教えたり、一緒に学んだり

歌ったり


する事以上に


何もできない

あの演習で学んだ内容は今も、自分の中で生かされています。



映像の中で、どこかで見た場所やなーと思っていたら。

淀川キリスト教病院だったもよう。


教材としてもごっつい、ええ資料になるのではないかなーと。
 
こういうテーマがドラマ化されるっていうのは、かつてなかったことみたいですね。