2012年4月7日土曜日

Thanks


    仙台から無事に帰ってきました。

 のは、4日前。 ですけど 笑

 
 Jenkins久美子さんとの時間はとても印象に残りました。仙台のことはまた後日に


 そして。


 あっという間に、今年も無事に誕生日を迎え、母が腹を痛めて産んでくれてから

 32年目を迎えるという事になりました。

 沢山のお祝いの言葉改めましてありがとうございます♬

 31歳も振り返れば色々ありました

 
 歌うという行為を、自分名義で、定期的に始めたのもこの31歳からでした。

 非常勤講師という立場で働き続ける中での、SSWとしての活動は。


 自分が思っていたよりは、忙しくもあれど

 逆に、自分の中のバランスが

 絶妙に保たれているやん


 というのを自分自身が発見した1年であったように思います。そして、これはある意味で予想ができたいた。やっぱり、したいことしてるからなのでしょう。

 忘れていた感覚とかを思い出していく感覚。

 あー、こうだったたなあ。とか。

 
 少しずつ、「自分らしく」に近づけた1年だったように。思います。

 
 昔の友達と久しぶりに飲んだのです。

 「がんばって、売れて、成功してね!」なんて、言わへんで。お前のvisionを追求しながら、いい歌沢山創ってくれ!応援してるでー!

 だなんて。 なんて、俺をわかってくれているのだと思った。



 世間一般で言われているような、成功であるとか、

 人が思う幸せは

 僕の思うそれとだいぶ違う。


 知名度が上がったり 武道館でワンマンライブ メジャーレコード会社からCDをリリース。

 だとか、と言ったような 「肩書き」、「見た目」 そのものに僕はあまり興味がない。プロセスの結果、そういうことになればそれは素晴らしいことですが、それが、自己目的化してしまうと、個人的には中身がない行為だと自分は思うので。
 とはいえ、そういうものに憧れを抱いた時もある。当然ながら。
 
 しかし、他者との比較による 

 差異を、自らのidentityとしてしまうことの、

 もろさ、空しさを

 嫌というほど20代前半で思いしらされた。

 ビジネス

 という要素を全く切り離して考えたとき

 あるたった一人の人が、ある人の歌を聞き

 極論かもしれないけれど、もう人生をストップさせようかと思っていた人が

 その歌を聴き、「もう一度、生きようか」 「もう一度、挑戦しようか」

 「もっと、これを大切にしなきゃな」 

 とか。

 「やっぱり、こうしよう」とか。

 「あー、俺ってあほやなー」とか。 「うん、人生も捨てたもんじゃないやん」

 とか。

 「このことが、成されていないのはおかしい。よし、誰もまだしてないのなら、待っているのじゃなくて、自分がこれをスタートしよう」とか。

 「あいつに、謝ろうかな」とか。 「あっ、あの人に手紙を書こうか」とか。

 「ほんまにそうやな」とか。 

 「ありがとう」とか。


  そんな風に、何かが産まれたり、再生したり、失っていたものが、本来の場所に戻る、みたいな小さな、大きな変化が誰かの心に、産まれたとしたら、、、、、

 僕が、この上ない充足感に満たされるのは
 
 そんなとき、でした。

 だから、ものすごく抽象的だけれども


 こういうことが自分が歌うことで誰かの心に発生していたとしたら、

 僕は成功していることになる。
 ほんのりと幸せな気持ちに満たされる。

 これは、別に音楽に限ったことではなかった。今までずっとそうだったし、今もそうです。

 だから、新しい曲を作っていくのだと思うし。

 また、歌いたくなってしまう。 良くも悪くもこの声で。

 
 色んなことを葛藤しながら。そんなあたりまえのことを。立ち位置と原点を確認した。苦しいとき、そういうことを思い出して、肝に銘じた1年。

 歌を歌う、という行為がこんなにも楽しくて、苦しい、ということを改めて知った1年。であったようい思います。

 そして、今までの人生の中で。

 さらに。歌がうまくなりたいと、思ったかつてないほど強く思った一年でもありました。誰かと比べるのではなくて。これは、もう、自分の中の話なんですけど。
 

 これはすごく個人的に思うのですが。
 音程を外さずに、心を込めて。しかるべく音を出せば、歌はある程度は歌えてしまうし。時として人の心を打つとも思います。
 
 でも、それって、melodyそのものの力とか、「曲」という器、「歌う」という行為そのものの基本的な力に頼ってしまっているのではないのかなと思った。
 
 でも、人を圧倒してしまう、誰かのこころを胸うつ声は

 たった1音で。それをなし得てしまう。

 だから、一生つき合っていかなきゃいけない「自分」という体を最大限に鳴らしきる術を、鍛えて磨き上げる努力は、自分でここまでと限界点を決めずに、頭の中にある理想の音に少しずつ近づけ。

 さらに頭の中の理想の音にも、磨きをかけていきたいと今は思っていて。

 まあ、最後は、その人の内側にあるもの、ハートなのだけれど。

 
 でも、それを言い訳にして、今の歌に満足してしまうのではなくて、

 やっぱり、器である「歌」そのものにも、さらに磨きをかけたいと思った。1年でした。
 

 これから1年は。自分の中にある色んな思いを、さらに深化させて、なんとかして、すでに中にある思いを、頑張って取り出して、さらにいい曲を書いていいライブをしていこうと。
 そして、シンガーとして。もっといいシンガーになりたいなと。

 これらは数値化できない目標だけれど。 数値化される結果がもし、プロセスの結果、伴えばなおよい、と。

 うん。ここも、疎かに当然ながらせずに、与えられた時間、チャンスを最大限に活かすことも務め。考えなきゃいけないことも、ちゃんと考えよう。と。

 そういうことを今、思います。

 今より、1年後、自分の歌を振り返って、進歩、深化できているように。

 全ての面でそういう1年にしたいと思います。

 きっと、あっという間に、また1年経っていそうな。